LivingNews vol.4
私たちは日々、さまざまなストレスの中で生活していますが、自分に合ったストレス解消方法をお持ちの方は少ないのではないでしょうか。適度にリラックスする時間をとることで、出来るだけストレスを蓄積させず、心身ともに「ゆるめる」習慣で健康に過ごしたいものです。今回は、簡単にできるストレス解消方法をちょっぴりご紹介します。
◇ ウォーキングでリラックス ◇
適度な運動で癒し!?
心も体も疲れている方に必要なのは、①食生活の見直しと②適度な運動を日常に取り入れること。特に運動不足は、大人になるにつれてご自身でも痛感されている方が多いのでは。子供の頃はあんなに毎日走り回っていたのが不思議･･･なぐらいです。適度な運動で、今すぐにでも始められ、手軽でオススメなのは「ウォーキング」。いわゆる散歩です。ただ単に「歩く」という行動ですが、身体的にも精神的にもたくさんのメリットがあると言われています。ウォーキングをすることで行動範囲が広がり、新しい発見をすることも多く、脳も活性化。良い景色を見ながらのんびり歩けば、リラクゼーション効果、癒し効果につながるはず。日々の喧騒から抜け出し、自分が思うペースで好きな場所を歩くだけで、スッキリとした気持ちになれることでしょう。
◇ 1/fのゆらぎでリラックス ※（エフぶんのいちのゆらぎ）と読みます。 ◇
ゆったりとした音楽によるリラクゼーション
海辺の波音・川のせせらぎ・秋の虫の鳴き声･･･。私たちが特に意識せずとも何故か心地よくなる自然のリズムがあります。そのリズムにはストレスを解消し、体調を良くする効果があるとか。この効果をもたらしているのは「1/fのゆらぎ（エフぶんのいちのゆらぎ）」。自然などにも多いこのリズムは、規則正しい音とランダムで規則性がない音との中間の音で、人に快適感やヒーリング効果を与えると言われています。しかし、その根拠や効果の説明はまだまだ実証されていないとか。人の心拍の間隔など、私たちの体も基本的には「1/fのゆらぎ」のリズムで動いていると言われていて、同調することで、心や体にリラックス効果をもたらすと考えられています。他には、ろうそくの炎の揺れ、電車の揺れ、小川のせせらぎなど。たしかに癒されそうなものが多いですね。
決してクラシックばかりではない「1/fのゆらぎ」
ストレス解消の音楽と聞いてまず思い浮かぶのが、「ショパン」や「モーツァルト」などのクラシック音楽。もちろんクラシックにも「1/fのゆらぎ」があり、リラックスに適した音楽です。しかし、昨今ではクラシック音楽だけではなくあらゆる音楽が「1/fのゆらぎ」を持っており、自分の好きな音楽を聞くことがリラックスの一歩だと報告されています。つまり、無理してその時の感情に相反した音楽をチョイスする必要はないということ。まずは心を解放する音楽を選び、徐々に曲調に変化をつけていくのも効果があるようです。聴くだけではなく、歌うことでも効果はあるようで、例えばカラオケで「1/fのゆらぎ」にのってしっかりと息を吐き出せばストレス解消になること間違いなしです。ちなみに、ジョン・レノンや美空ひばり、松任谷由実、徳永英明、宇多田ヒカルなど、「1/fのゆらぎ」として有名なアーティストもたくさんいらっしゃいます。
◇ 入浴でリラックス ◇
入浴もリラックス効果は抜群
電車や会社、コンビニ、コーヒーショップ。気温が高い影響もあり、どこへ行っても冷房はしっかり効いていて、飲み物はどうしても冷たいものを欲しがち。その結果、必要以上に体が冷えて「だるい」状態だという方も多いのではないでしょうか。血管が収縮して血のめぐりが悪くなっていることが原因です。暑いから、時間がないから、ささっとシャワーで済ませたい。夏の入浴シーンでは、そういう方が多いようですが、「疲れ」や「冷え」を解消するにはシャワーでは不十分。また、汗や汚れなどから皮膚を健やかな状態に保つためにもしっかりと湯船につかることが大切です。湯船につかっている間は、冷えや疲れを身体的に解消するだけでなく、体温上昇の効果で血液の流れもよくなり、脳も筋肉も休まる時間。忙しい毎日でもきちんと「入浴する」ことは、「リラックスする時間をとる」近道でもあります。
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